歯周病は、日本人の成人の約8割が罹患しているといわれています。
ここまでくると「国民病」と呼ばれても不思議ではないかと思います。
では、そもそもなぜ、ここまでたくさんの人が歯周病にかかってしまうのでしょうか。
歯周病は自覚症状に乏しい病気
風邪をひくと、熱が出たり、鼻水が止まらなくなったりするなど、明らかな自覚症状が現れますよね。
早ければ風邪を引いたその日のうちから、寒気などを感じることも珍しくありませんので、すぐに医療機関を受診することができます。
一方、歯周病のように自覚症状に乏しい病気はどうでしょう。
毎日注意深く、自分の歯茎を観察している人なら気付けるかもしれませんが、多くの人は罹患したことを自覚せず、数週間、数ヵ月と時が経っていきます。
これは歯周病が日本人の国民病になっているひとつの原因といえます。
日本人の検診受診率は先進国でも最低レベル?
自覚症状に乏しい歯周病や発生して間もない虫歯を発見するためには、歯科の定期検診が欠かせません。
けれども、日本にはまだ予防歯科の概念がそれほど広く普及していないこともあり、定期検診の受診率は先進国の中でも最低レベルとなっています。
それだけに、虫歯や歯周病に気づいた頃には病状が深刻化していて、抜歯を余儀なくされるケースも多々出てくるのです。
定期検診でしっかり予防
当院では、治療後の定期検診を歯科医師、歯科衛生士、歯科助手が連携して行っております。
治療前と治療後のわずかな変化にも気づくことができ、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療に役立っておりますので、皆さんもぜひ積極的に受けてみてください。
まとめ
このように、定期的に検診を受けていただくことで、初期の虫歯や歯周病を早期に発見することができます。
もちろん、それらを予防することにもつながりますので、お口の健康を維持されたい方はぜひ当院までお越しください。
PMTCやクリーニングなどのプロフェッショナルケアも併せて行っております。